水道修理のノウハウ利用上のご注意

このページをご利用いただくに当たっての注意点をいくつか上げておきます。 申し上げるまでも有りませんが、全て自己責任でお願いいたします。 ここに書いてある通りにしても、うまく行くか行かないかは現場にいない私にはわかりません。 その点を充分にふまえて実施してください。もちろん自信がなければやめておくことをお勧めします。

起こりうる不測の事態について

プロでも陥りやすい修理の際の事故について、少し説明いたします。 これらの諸注意は、それぞれのコーナーでも繰り返し喚起いたします。くれぐれもご注意下さい。

止水栓を開閉するとき[1]

元栓をしめるとき、あまり硬いようでしたら無理をせず水道屋さんに依頼して下さい。 無理に回すと水漏れが発生したり、場合によっては止水できなくなります。

各器具に付属の止水栓の場合も同様、硬いときは無理しないで下さい。 水漏れの発生だけでなく、付け根からおれてしまうことがあります。 弱酸性の水道水の地域の方は特にご注意下さい。家中水浸しになります。 器具付属の止水栓はトイレ、洗面所、最近では台所などにも付いています。

パッキン取替のとき[2]

水栓コマを替えるときはコマごと替えて下さい。古いコマを使ってパッキンだけ替えるように案内しているところもありますが、事故の原因となります。 パッキンを押さえるネジがゆるみ水栓の中へ落ち込んで水が止まらなくなります。

トイレのフロート弁を取り替えるときは、適切な鎖の長さ調節が必要です。 また、鎖の外れ止めにも気を付けなくてはなりません。下手をすると流れっぱなしになります。 フロート弁を替えたあとの出水量の調整も不可欠です。レバーをひねってから止まるまでの時間は概ね1分30秒から2分です。 これ以上早いとタンクから水があふれてしまうことがあります。これ以上遅いと朝のラッシュ時などにいらいらします。

水栓取替のとき[3]

水栓のねじ込み部が塩ビ管の場合水栓を外すときに塩ビ管にひび割れが発生することが有ります。 特に古い水栓は要注意です。一旦塩ビ管にひび割れが発生すると壁を取り壊して修理することになります。 うまくはずれても取付の時に同じ事が起こる可能性を秘めています。器具付属の止水栓などはテーパー雄ねじになっています。 水栓を付ける雌ねじは平行ネジですから特に注意が必要です。塩ビ管の場合は他にも、配管の支持が不安定な状態ですと、 配管自体がおれてしまうことがあります。こうなってはプロに頼むしかないでしょう。 自信のある方はパイプの水漏れ修理のコーナーを見て修理して下さい。

水栓を取り外すと、水栓だけがとれずに継ぎ足しソケットが一緒について来ることがあります。 こうなってしまうと普通の道具だけでは修理がしにくくなります。しかし、外してみないとわからないのがミソですね。 こんな時は水栓に付いてきた継ぎ足しソケットを水栓から外して、先に配管の方に取り付けてから水栓を取り付けます。 順番を間違うと次回また同じ事になってしまいます。

排水のつまり修理のとき[4]

一般の人が排水のつまりを修理するときは、ラバーカップ(ボンテンなどとも言う)以外の方法ではなさらない方が賢明です。 間違っても針金をつっこんだり、市販の洗浄用具を押し込まないで下さい。 トイレなどでは、最悪の場合、便器が割れてしまったり器具自体を取り替えることになってしまいます。 プロがする場合はラバーカップで抜けないときは便器を外して修理します。 排水は上から下へ流れていますので、上から詰まったものを上から押さえると余計に詰まります。 かえって修理に高く付くことになりますのでくれぐれもご注意下さい。

排水管のつまりでは、もちろん下流から裂いた竹や塩ビ管などでほぐして流します。 決して上流から押し込んではいけません。また、曲がり角などで無理をすると塩ビ管事態は薄いものですから、 下手をすると穴をあけてしまいます。すぐには気付きませんので、後日木の根っこなどが入ってきて完全に詰まります。

内容と免責

当コーナーの内容については可能な限り最新の情報をお届けするようにしています。 また、修理という内容を考えると古い技術や古い材料の知識も必要ですので、必要な場合には扱います。

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Updated: April,07,2005.