どこまで自分でできるか(水栓類の取替)

!申し訳ございません、鋭意作成中です、しばらくお待ち下さい。

水栓類の取替方法

単水栓

! この修理は元栓を止めてから行ってください。 替えようとしている水栓より低い位置にある水栓(お風呂場など)で水が止まったことを確認しましょう。 替えようとしている水栓を取り外したとき水が垂れて出てくるのを少しですが防ぐことが出来ます。

単水栓と言われても意味がわかりませんね。水だけまたは湯だけが出る単独の水栓のことです。 代表的な単水栓は、「代表的な水栓」をご確認下さい。

手順1:水栓を取り外します。

単水栓の場合は男性なら手の力だけではずせることがほとんどです。取り替えてしまう水栓ですから少々いたんでもかまいません。 両手でもって反時計方向に回してみましょう。 この時水栓が根本からぐらついていたり、回そうとするとバネが利いたように反発を感じるときは注意が必要です。 壁の中に隠れている配管が塩ビ管の可能性が高いうえ、きちんと固定されていない可能性があります。 このあたりの手加減は文章ではなかなか伝えることが出来ません。プロの水道屋でもこんな時は事故の可能性をユーザーに知らせます。 上手くはずれるか、配管が折れてしまうかは時の運に任せるしか有りません。 上手く回れば儲けもの、水栓がはずれたら壁にぽっかり空いた穴の中を確認します。 シールテープなどの止水材が幾分残っていますから全てきれいに取り去ってください。これで取り外しが出来ました。

手順2:水栓を取り付けます。

新しい水栓のネジ部に、シールテープを巻き付けます。 左手に水栓を持ち、右手にシールテープのリールを持つと上手く巻くことが出来ます。 巻き数は3周から5周くらい、水栓と配管のネジの誤差により微妙に変わりますので、何回か試してみることになるでしょう。 シールテープはシリコン樹脂やフッ素樹脂で出来ており繊維状になっています。 縦方向にはほとんど伸びませんが横方向には驚くほど伸びるように出来ています。 この特性を利用してネジ部に沿うように巻き付けるわけですが、ただ巻いただけではネジ部に沿いません。 巻き終えた後に爪などを使ってネジ部の先端の方からネジ山になじませておくと良いでしょう。

湯水混合水栓(壁付タイプ)

! この修理は元栓を止めてから行ってください。

手順1:水栓本体を取り外します。

水栓本体の付け根に袋ナットが2つ(左:お湯側と、右:水側に)見えるはずです。 袋ナットからクランク状の部品があって、壁に取り付いています。 先ずこの袋ナットを外すのですが、ここで注意が必要です。袋ナットが本体側に付いているものと、クランク側についているものがあります。 当然付いている側によって回す方向が反対になります。 本体側に付いている場合は、正面から見て反時計回りに、クランクに付いている場合は時計回りに回します。 このとき片方だけ一気に回してしまうとなかなかうまくはずれません。お湯側と水側を交互に少しずつ回して外しましょう。

手順2:クランクを取り外します。

次にクランクを外します。本体がはずれた状態で正面から見たら、壁の付け根から本体に向かってハの字形になっています。 どちらから外してもかまいませんが、単水栓の時と同じように付け根でぐらつきがないか、少し回ったところでバネのような間隔がないかよく確かめながら回しましょう。 お湯側は今のところ銅管での配管が主流ですので、銅管の場合は無理をすると折れ曲がってしまいます。ぐらつきがないことを確認しながら回します。 最初はどちらも手で回してみてください。それでも回らないときに少し工具で助けます。最初から工具で思い切って回さないでください。 専用工具が有ればクランクの水栓側にはめ込んで回せるものがあるのですが、通常はモンキーレンチなどで滑らないように気を付けながら回します。 古い水栓は捨ててしまうので少々の傷はかまいません、しっかりと工具を固定して回しましょう。 両方はずれたら配管内部を点検して、止水材などの残りがあったら綺麗に取り出しておきます。

手順3:クランクを取り付けます。

水栓のタイプにもよりますが、袋ナットが本体側に付いているタイプは、クランクに付属の座金を取り付けて、一番奥まで回し込んでおきます。 袋ナットがクランクに付いているタイプは、袋ナットを通してから座金を奥まで回し込んでおきます。 次にシールテープを巻くのですが、単水栓のところを参照して下さい。 お湯側と水側の両方をねじ込みますが、先ほど本体だけ取り外したときの状態を覚えているでしょうか。 先ほどと同じように壁の付け根から本体側に向けてハの字形に締め付けるわけですが、ここでちょっとコツがあります。 両方とも少し手前で止めておくことです。ハの字形が少し左側に傾いた状態で止めておきます。

手順4:水栓本体を取り付けます。

ここまでできたら袋ナットにパッキンを入れて本体をあてがい手加減しながら袋ナットを交互に少しずつ手で締め込みます。 パッキンがずれないように注意しながら手で軽く当たるまで締め込んだら、本体が水平になるまでクランクを締め込み方向に回します。 このとき手では堅いとき少し工具の助けを借りますが、手だけで取り付けても充分ですから無理は禁物です。 水栓本体が水平になったら、袋ナットを交互に締め付けていきます。4分の1周ずつ位交互に締め付けていけばいいでしょう。 両方しっかり締め終えたら取付は完了です。最後に通水して、漏れのないことを確認いたしましょう。

湯水混合水栓(デッキタイプ)

デッキタイプはしばらく見合わせます。種類が多いのと、非常に技術がいるためです。ご了承下さい。 どうしてもお知りになりたい方は、knowhowBBSにてご質問下さい。出来る範囲でお答えいたします。 メーカー名と品番などがわかりましたら一緒にお書き添え下さい。


目次ページへ[C].←パッキン類の取替へ[P].↑このページの最初へ[T].排水のつまりへ→[N]

S.Tsutaya and Bros On The Web
This is Tsutaya-bros On the Web (C)1998-2001 by N.Tsutaya(蔦谷信郎) Memo:メールやリンクについて.プライバシーについて. webmaster@tsutaya-bros.com[M]
Updated: April,10,2015.