給水装置が完成したとき、普段目に見えるのはメーターボックスと水栓類だけです。排水設備でもマス類と排水器具だけです。 全て土の中に埋めたり壁の中に固定したり、基礎を貫通したりして隠れています。
何はなくてもこれが必要と言うところでしょうか。地面を掘って管を埋設します。
例外を除いて給水装置工事の場合建物の外を走る横引き(横走り)管は管の天端が仕上がり地盤から30cm埋まっていなければなりません。
冬場に凍結したり、夏場にお湯のようになってしまうのを防ぐのと、外部からの衝撃を防ぐためと思ってください。
ボール紙でできたパイプと思ってください。建物を建てるとき基礎工事をします、
地面から50-60cmほど立ち上がっているコンクリートの壁、これを布基礎と呼びます。
布基礎のコンクリートを打設するときあらかじめ管の通るところに仮設スリーブを入れておきます。
コンクリートの型枠を外したら穴があいているので、仮設スリーブを取り外して管を通します。
出来上がったコンクリートに穴をあけないので強度の心配もなく安心です。
布基礎に穴をあけて管を通す場合に用います。本来仮設スリーブを入れておけば不要ですが、
位置がずれていたり、設計が変わった場合などに穴を開け直す必要があります。
そのようなときには何らかの方法で穴をあけなければなりません。そのうちの1つの方法です。
これもコンクリートに穴をあけるモノですが、ダイアモンドのホールソーで綺麗な穴をあけます。
上記のブレーカーと違い、コンクリートに振動を与えませんから、振動による強度の低下は無いでしょう。
しかし、ブレーカは鉄筋などに当たると避けてすることができますが、ダイアモンドで穿孔すると、
鉄筋も一緒に切ってしまいます。穴の大きさにもよりますができるだけ仮設スリーブを使いたいですね。
排水管などの比較的大きな口径の穴をあけるのに適しています。
打撃を与えながら回転するドリルでこれもコンクリートに穴をあけます。ブレーカともダイアモンドコアドリルともちがい、
まさにドリルでコンクリートにドリルで穴をあけます。比較的小さな穴が専門で、給水管や給湯管を通す穴に最適です。
これくらいの穴ですとコンクリートの強度にほとんど影響を与えません。
木材に穴をあける道具です。給水管や給湯管などの比較的細い管に適しています。
最近の建築物は枠組み壁工法や2X4工法の建物が多く、ほとんど出来上がった建物に床下から配管することが多く、
このような工具は必携です。排水管などのために大きめの穴をあけるには羽切りや木工用ホールソーなどを使います。