塩ビ配水管と浸透枡の接続浅見公一 : 2005/07/23(Sat) 13:05 No.265 |
1. Re: 塩ビ配水管と浸透枡の接続浅見公一 : 2005/07/23(Sat) 16:42 No.266 |
浅見さんこんにちは。掃除などされていてお気づきになったのでしょうか。配水マスを掃除する人は少ないので少し驚きました。
さて、コンクリート製のマスと塩ビ管の接続ですが水漏れなく施行するのはほぼ不可能ですが、少しでも漏れにくい方法をお教えします。掘削を伴いますが大丈夫でしょうか。
先ず、マスの外側を掘り起こしてください。塩ビ管とマスの継ぎ目が見えるまで掘り下げます。管の下側が施行不良になりやすいのでしっかり掘り下げてください。マスと塩ビ管とを繋いでいるモルタルを一旦砕いて取り除きます。これで穴の開いたマスに塩ビ管が刺さっている状態ですね。
新しくモルタルを練ってください。管の下側にも充分に行き渡るように細い棒状のもので突きながら流し込みます。管とマスの隙間が見えなくなるようにモルタルを巻き付けたらしばらく乾くのを待ちましょう。表面が乾いてきたら土を埋め戻しても大丈夫です。(本当はモルタルと土が接触すると強度が落ちるのですが、さほど気にしなくても良いでしょう)
マスの内側に塩ビ管に沿ってはみ出したモルタルを削ります。細かく通した砂を用いてセメントが多い目のモルタルを少量練ります。これをマスの内側から塩ビ管とコンクリートの隙間を埋めるように塗り込みます。表面の仕上げは綺麗な方が良いのですが、最初にした裏込めの方が重要です。
これで少しは漏れがマシになりました。どちらにしてもコンクリート製のマスからは少しずつ水が漏れるものです。その漏れた水が地盤沈下を引き起こしさらに漏れがひどくなりという悪循環になっていきます。コンクリートのマスを使っている宿命です。ココまでしたのならあまり気にしないことです。どうしても漏れが気になるようでしたら樹脂製のマスに変える方法もありますがこれは素人では手に負えないでしょう。
モルタルは水を使いすぎないように気を付けましょう。強度が著しく低下します。また仕上げのモルタルは砂とセメントが1対1ぐらいでしょうか。裏込めの方は2対1くらいで良いかと思います。それではご健闘を祈ります。